ページ

2010年9月15日水曜日

箱数たな卸し

半年に一度、部品ごとの在庫数を実地に数えるたな卸しが行われる。
以前はラインの停止している休日に出勤して、数えて、たな卸し表に、何個あったか数えて書く方式だった。
実際、作業者の手順を見ると、何個入りの箱が何箱あって、使いかけの箱には何個残っている。
そこで「箱数×収容数+端数」の計算をメモ用紙にかいて筆算し、その答えをたな卸し表に書いている。
このたな卸し票を電算部に持ち込みコンピュータへの入力がされていた。
実地たな卸し時間のなかで、このメモによる計算に結構な時間を費やされていたし、たな卸しのミスの多くか、メモ用紙での計算ミスだった。
考えてみれば計算はコンピュータのもっとも得意とするところ、メモ用紙の作業はコンピュータにやらせることしようと、たな卸しは
「何個入り」「何箱」「端数何個」という記入欄にして、個数ランはなくした。コンピューターへの入力作業が若干面倒にあるが数秒であるし、生産ラインを止めている必要のない時間だ。
これらの改善で、たな卸し時間の短縮がつづき、その後トヨタでは平日たな卸しに切り替わり、数時間のライン停止でたな卸しが実施できるようにないました

0 件のコメント: