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2010年9月15日水曜日

設備能力の限界にだまされない。

鍛造工程の作業改善で生産スピードを上げていったら、もう高周波炉の加熱能力が限界で、設備投資をしないとこれ以上早くならないといわれた。
高周波炉での加熱工程を観察すると、
1、搬送装置が切断材置き場から材料を取り出し高周波炉入り口に運ぶ。
2、高周波炉に挿入する
3、高周波炉で加熱する
4、加熱が完了すると運搬装置上に払い出す。
5、鍛造作業者脇まで搬送装置が運ぶ
6、空になった搬送装置を切断置き場にとりに行く
お分かりのように、「高周波炉の能力+運搬時間」を高周波炉の能力といっていたのでした。
そこで、この手順を次の用に変更した
1、高周波炉で加熱中に
   搬送装置が切断材置き場から材料を取り出し高周波炉入り口に運に待機。
2、加熱が完了すると運搬装置上に払い出す。
3、入り口で待機させてる材料を高周波炉に挿入する
4、加熱材を鍛造作業者脇まで搬送装置が運ぶ

5、空になった搬送装置を切断置き場にとりに行き材料を取り出し高周波炉入り口に運に待機
というように高周波炉への運搬待ち時間を分離したことによって、設備能力に多いな余裕ができ、更なる作業改善を進めることができました。

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