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2010年9月2日木曜日

紙テープで文字と信号を送る

当時のトヨタの総組立ラインへ、次はどの車をラインに流せという指示は、インターライターとうものを使っていた。
カーボンを紙でサンドイッチしたテープ上に鉛筆で文字を書き、電流の流れた針でテープを送りながら走査すると鉛筆で書かれた部分は鉛筆の炭素→カーボンの炭素と通電して電流がながれ、白い部分は電流が流れない。
このテープに1台毎の情報を書いて送信すると、その信号をラインの先頭にある受信でうけ、カーボンテープ上を針で走査させ電流がかがると紙が焦げて、文字が再現するという、今で言う、イメージ通信システムが使われていた。
受信が側では人間が目で見て、その車にあわせた選択スイッチを押し、ラインの各所に知らせる。
この選択信号も含めた文字伝送システムができにか考えたことがあった。
当時のコンピュータの入力媒体に1列に9穴開けられる紙テープがあった、8ビット+チェックビットで英数字やカタカナ1文字をあらわすが、この穴を数列とれば電光ニュースのように人の目でも読める文字がかけるはず。あわせて選択信号にすることも可能なはず。
このアイデアは通信機メーカーを含めて検討を進められたが実現しなかった。
当時の生産は、事前のスケジュールされた順序通り、生産指示されるとは限らず、前工程の状況を把握しながら順序を入れ替えることは日常茶飯事、人が鉛筆で書くのにくらべ臨機応変な対応に制約がかかるという理由だった。人件費も安かった時代だたこともあるし。

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