トヨタ生産方式の最重要ツールに「かんばん」がある。
「かんばん」とは「すべての部品の1箱ごと」につける「何回も使用することのできる指示書」である。
その機能は、「生産指示書、出庫指示書、運搬(引取)指示書、注文書、納入指示書などの内容を1枚のかんばんに表示することによって、帳票や伝票を必要とせず、事務を簡素化し、人員も必要とせず自働的にこれらの調整をはたすことを目的とした諸情報伝達のために有機的な働きをする媒体」です。
部品を箱から使い始める時かんばんは外され、外れたかんばん枚数分だけ生産や納入指示をします。
在庫量は必要量に対するかんばん枚数で制御しますので、枚数が正確である必要があります。
必要量が変化すると、かんばんを追加したり、抜き取ったりして枚数を維持します。
かんばん自体は、作業者が取り扱い、納品のトラック運転手が持ち帰り、仕入れ先ので集荷に使われ、部品の現物につけて運搬されるため各所で紛失する可能性もある。
「部品が欠品しそうになると、紛失したのかもしれない」と追加発行してしまう。
いつの間にか、かんばん枚数が増えてしまうインフレかんばん状態になるがちだでした。
かんばんにはバーコードが付与されていて、外れたかんばんはバーコードリーダーを通して注文書を発行するシステムになっていた。
発行NOも入っていたので、これを記録して、飛び飛びなNOであっても、かんばん枚数分だけ発行NOが記憶されたら、それ以降は弾かれるシステムをパソコンで作って組み込みインフレかんばん退治ができるようにしました。
さらに記憶を調べれば紛失も確実に把握できるようになったので実に基づく追加発行ができるようにもなりました。
2010年9月15日水曜日
箱数たな卸し
半年に一度、部品ごとの在庫数を実地に数えるたな卸しが行われる。
以前はラインの停止している休日に出勤して、数えて、たな卸し表に、何個あったか数えて書く方式だった。
実際、作業者の手順を見ると、何個入りの箱が何箱あって、使いかけの箱には何個残っている。
そこで「箱数×収容数+端数」の計算をメモ用紙にかいて筆算し、その答えをたな卸し表に書いている。
このたな卸し票を電算部に持ち込みコンピュータへの入力がされていた。
実地たな卸し時間のなかで、このメモによる計算に結構な時間を費やされていたし、たな卸しのミスの多くか、メモ用紙での計算ミスだった。
考えてみれば計算はコンピュータのもっとも得意とするところ、メモ用紙の作業はコンピュータにやらせることしようと、たな卸しは
「何個入り」「何箱」「端数何個」という記入欄にして、個数ランはなくした。コンピューターへの入力作業が若干面倒にあるが数秒であるし、生産ラインを止めている必要のない時間だ。
これらの改善で、たな卸し時間の短縮がつづき、その後トヨタでは平日たな卸しに切り替わり、数時間のライン停止でたな卸しが実施できるようにないました
以前はラインの停止している休日に出勤して、数えて、たな卸し表に、何個あったか数えて書く方式だった。
実際、作業者の手順を見ると、何個入りの箱が何箱あって、使いかけの箱には何個残っている。
そこで「箱数×収容数+端数」の計算をメモ用紙にかいて筆算し、その答えをたな卸し表に書いている。
このたな卸し票を電算部に持ち込みコンピュータへの入力がされていた。
実地たな卸し時間のなかで、このメモによる計算に結構な時間を費やされていたし、たな卸しのミスの多くか、メモ用紙での計算ミスだった。
考えてみれば計算はコンピュータのもっとも得意とするところ、メモ用紙の作業はコンピュータにやらせることしようと、たな卸しは
「何個入り」「何箱」「端数何個」という記入欄にして、個数ランはなくした。コンピューターへの入力作業が若干面倒にあるが数秒であるし、生産ラインを止めている必要のない時間だ。
これらの改善で、たな卸し時間の短縮がつづき、その後トヨタでは平日たな卸しに切り替わり、数時間のライン停止でたな卸しが実施できるようにないました
音楽を使ったアンドン
トヨタ生産方式の道具にアンドンというものがある。
職場の周囲から見通せる高いところに吊るし、いろんな指示や工程を書いた升目にランプで点けて作業者に知らせるものだ。
改善対象の職場では、大型鍛造機が沢山並んだ自動ライン群で品質チェック呼び出しに使われていた。
自動機では決められた個数ごとに検査員を呼び出して品質チェックをすることになっている。検査員が来るまであ機械は停止して待つようになっているので、待ち時間を最小にすることが必要だ。
アンドンはランプの点灯を目で見て確認するものだが、大型機が林立する中で見通せないところもあるし、目は品質チェックに集中する必要もある。
私が初めて買ってお蔵入りしていたパソコンPC6001は「ドレミファソラシド」を「ABCDEFGH」でプログラムすれば音楽が演奏できた。
これで呼び出し設備ごとに、曲をプログラムし、ジョイスティックの端子にアンドンの信号線をつないで、音楽で知らせるアンドンを作った。
アンドンの見えない位置に検査員がいても、別のラインで品質チェック中であっても、最短経路を歩いて、呼び出し設備に行くことができるようになった。音楽で知らせる初めてのアンドンになりました。
職場の周囲から見通せる高いところに吊るし、いろんな指示や工程を書いた升目にランプで点けて作業者に知らせるものだ。
改善対象の職場では、大型鍛造機が沢山並んだ自動ライン群で品質チェック呼び出しに使われていた。
自動機では決められた個数ごとに検査員を呼び出して品質チェックをすることになっている。検査員が来るまであ機械は停止して待つようになっているので、待ち時間を最小にすることが必要だ。
アンドンはランプの点灯を目で見て確認するものだが、大型機が林立する中で見通せないところもあるし、目は品質チェックに集中する必要もある。
私が初めて買ってお蔵入りしていたパソコンPC6001は「ドレミファソラシド」を「ABCDEFGH」でプログラムすれば音楽が演奏できた。
これで呼び出し設備ごとに、曲をプログラムし、ジョイスティックの端子にアンドンの信号線をつないで、音楽で知らせるアンドンを作った。
アンドンの見えない位置に検査員がいても、別のラインで品質チェック中であっても、最短経路を歩いて、呼び出し設備に行くことができるようになった。音楽で知らせる初めてのアンドンになりました。
2010年9月2日木曜日
最小二乗法をソロバンで解く
オイルショックの後、エネルギー費低減の活動を展開した。
改善報告を集計するだけでは不効率が管理できない
操業にたいする原単位が低減していることを評価しなければ成らない。
普通のものなら生産量あたりの使用量を管理すればよい。
ところがエネルギーはたとえば照明電力のように生産量に比例しない固定的な消費もある
しかも生産用電力と一緒に建屋単位でしかメーターがない。
固定量を含めた
y=ax+b
という基準式を原単位にして実績消費量を評価することになった。
過去の実績値から「最小二乗法」で計算することになった。
算式は
Σ(x×y)-(Σx×Σy)
a=──────────────────────
Σ(x×x)-((Σx)×(Σx))
(Σ(x×x)+Σy)-(Σ(x×y)+Σx)
b=─────────────────────────
Σ(x×x)-(Σx)×(Σx)
今ならパソコンでエクセルに値をにゅうりょくしてやれば簡単に求められるが、当時は筆算で計算するか計算道具はソロバンが中心。
そこでソロバンで計算できる計算シートを考案して、パソコンが普及するまで使われました。
改善報告を集計するだけでは不効率が管理できない
操業にたいする原単位が低減していることを評価しなければ成らない。
普通のものなら生産量あたりの使用量を管理すればよい。
ところがエネルギーはたとえば照明電力のように生産量に比例しない固定的な消費もある
しかも生産用電力と一緒に建屋単位でしかメーターがない。
固定量を含めた
y=ax+b
という基準式を原単位にして実績消費量を評価することになった。
過去の実績値から「最小二乗法」で計算することになった。
算式は
Σ(x×y)-(Σx×Σy)
a=──────────────────────
Σ(x×x)-((Σx)×(Σx))
(Σ(x×x)+Σy)-(Σ(x×y)+Σx)
b=─────────────────────────
Σ(x×x)-(Σx)×(Σx)
今ならパソコンでエクセルに値をにゅうりょくしてやれば簡単に求められるが、当時は筆算で計算するか計算道具はソロバンが中心。
そこでソロバンで計算できる計算シートを考案して、パソコンが普及するまで使われました。
紙テープで文字と信号を送る
当時のトヨタの総組立ラインへ、次はどの車をラインに流せという指示は、インターライターとうものを使っていた。
カーボンを紙でサンドイッチしたテープ上に鉛筆で文字を書き、電流の流れた針でテープを送りながら走査すると鉛筆で書かれた部分は鉛筆の炭素→カーボンの炭素と通電して電流がながれ、白い部分は電流が流れない。
このテープに1台毎の情報を書いて送信すると、その信号をラインの先頭にある受信でうけ、カーボンテープ上を針で走査させ電流がかがると紙が焦げて、文字が再現するという、今で言う、イメージ通信システムが使われていた。
受信が側では人間が目で見て、その車にあわせた選択スイッチを押し、ラインの各所に知らせる。
この選択信号も含めた文字伝送システムができにか考えたことがあった。
当時のコンピュータの入力媒体に1列に9穴開けられる紙テープがあった、8ビット+チェックビットで英数字やカタカナ1文字をあらわすが、この穴を数列とれば電光ニュースのように人の目でも読める文字がかけるはず。あわせて選択信号にすることも可能なはず。
このアイデアは通信機メーカーを含めて検討を進められたが実現しなかった。
当時の生産は、事前のスケジュールされた順序通り、生産指示されるとは限らず、前工程の状況を把握しながら順序を入れ替えることは日常茶飯事、人が鉛筆で書くのにくらべ臨機応変な対応に制約がかかるという理由だった。人件費も安かった時代だたこともあるし。
カーボンを紙でサンドイッチしたテープ上に鉛筆で文字を書き、電流の流れた針でテープを送りながら走査すると鉛筆で書かれた部分は鉛筆の炭素→カーボンの炭素と通電して電流がながれ、白い部分は電流が流れない。
このテープに1台毎の情報を書いて送信すると、その信号をラインの先頭にある受信でうけ、カーボンテープ上を針で走査させ電流がかがると紙が焦げて、文字が再現するという、今で言う、イメージ通信システムが使われていた。
受信が側では人間が目で見て、その車にあわせた選択スイッチを押し、ラインの各所に知らせる。
この選択信号も含めた文字伝送システムができにか考えたことがあった。
当時のコンピュータの入力媒体に1列に9穴開けられる紙テープがあった、8ビット+チェックビットで英数字やカタカナ1文字をあらわすが、この穴を数列とれば電光ニュースのように人の目でも読める文字がかけるはず。あわせて選択信号にすることも可能なはず。
このアイデアは通信機メーカーを含めて検討を進められたが実現しなかった。
当時の生産は、事前のスケジュールされた順序通り、生産指示されるとは限らず、前工程の状況を把握しながら順序を入れ替えることは日常茶飯事、人が鉛筆で書くのにくらべ臨機応変な対応に制約がかかるという理由だった。人件費も安かった時代だたこともあるし。
2010年9月1日水曜日
土日が週末のトヨタ暦
一般のカレンダーは日曜日から始まり土曜日で終わっている。
ところがトヨタ系列の各社のカレンダーは週の初めが月曜日、そして週末が土曜、日曜となっている。
実はこれも私が労働組合で週休2日制を啓蒙する目的で作り、全組合員に配布した組合カレンダーが発端です。
当時はまだ週休1日、まず隔週週休2日制を会社に要求、
ところがトヨタ系列の各社のカレンダーは週の初めが月曜日、そして週末が土曜、日曜となっている。
実はこれも私が労働組合で週休2日制を啓蒙する目的で作り、全組合員に配布した組合カレンダーが発端です。
当時はまだ週休1日、まず隔週週休2日制を会社に要求、
ミシン入り封筒
労働組合で、会社が行なった昇給額を確認するためと、賃金分布を解析するために、組合員から自分の昇給後の賃金を報告させていた。もちろん無記名で封印した封筒で回収する。
この、回収した封筒は糊付けして封印してあるので、中身を切らないようにハサミで1枚ずつ切ってアンケート用紙を取り出さなければならない面倒で時間のかかる作業だ。
だからといって誰にでも手伝わせられる内容の書類ではない、組合員数万人分を賃金担当の執行委員数人で、しかも短期間に行なって集計しなければならなかった。
翌年、この問題を解決したアイデアは、封筒の底から1cmぐらいのところに事前にミシン目を入れて、アンケート用紙の回答部分は封筒より2cm短い紙に印刷して組合員に配ったのでした。
回収後、封筒の底を手で捥ぐと、封筒内に手を入れることなく解答用紙が滑り出す。作業時間は数分の一に短縮できました。
さらに使用後の封筒は切り口が揃っているので社内便の封筒として活用できた。
時はたって、環境が叫ばれだした2010年、豊田市から届いた封筒にミシン目が入っていた。
この、回収した封筒は糊付けして封印してあるので、中身を切らないようにハサミで1枚ずつ切ってアンケート用紙を取り出さなければならない面倒で時間のかかる作業だ。
だからといって誰にでも手伝わせられる内容の書類ではない、組合員数万人分を賃金担当の執行委員数人で、しかも短期間に行なって集計しなければならなかった。
翌年、この問題を解決したアイデアは、封筒の底から1cmぐらいのところに事前にミシン目を入れて、アンケート用紙の回答部分は封筒より2cm短い紙に印刷して組合員に配ったのでした。
回収後、封筒の底を手で捥ぐと、封筒内に手を入れることなく解答用紙が滑り出す。作業時間は数分の一に短縮できました。
さらに使用後の封筒は切り口が揃っているので社内便の封筒として活用できた。
時はたって、環境が叫ばれだした2010年、豊田市から届いた封筒にミシン目が入っていた。
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