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2007年12月2日日曜日

19歳が毎月一億円を搬送

当時のトヨタ自動車の取引銀行は、三井銀行と東海銀行だった。
給料日になると、銀行に給料袋への袋詰めをお願いするのだが、当時のトヨタでは銀行から届けていただけないので、こちらから取りに行った。
三井銀行は挙母市(現豊田市)には支店がなかったので名古屋まで車で往復しなければならなかった。まだ19才の私だったがこの現金輸送の担当をさせられたのである。
ジュラルミンの箱に詰めた、合計1億円の給料袋の輸送である。
銀行が強かった時代、迷宮入りになっている、東芝府中の3億円強奪事件も同じで、給料運搬業務を、お客さん側で行うことのを不思議とは思わなかった。
東芝府中との違いは私服の警察官が同乗してくれていたことです。
運転手つきで左ハンドル車の助手席に乗っての、名古屋までの往復で、右ハンドル車の運転感覚が身に付いたのか、その後の運転講習ではAクラスに編入されたというオマケが付いたが。